中学生に教わりながら筝を練習する児童=佐賀市の小中一貫校校富士校中学部

 佐賀市の小中一貫校富士校で2日、地域住民を招いた公開授業があった。本年度からコミュニティ・スクールになった同校が、一貫校の取り組みを地域で共有しようと初めて企画した。多くの保護者らが見学に訪れ、小中学生は筝などの授業で交流を深めた。

 富士校は小学部と中学部が4・7キロ離れ、部活動の種類も限られるため、中学進学を機に他校に進む児童も少なくないという。富士校は本年度から地域住民らと学校運営を決めるコミュニティ・スクールになり、一貫校の魅力を高める取り組みを模索している。

 この日は小中の垣根を越えた読み聞かせや英語の交流授業があり、中学部では筝を通じた交流もあった。保護者が見守る中、小学部5年の児童たちが「さくらさくら」の演奏に挑み、筝歴1年ほどになる中学部2年の生徒から「合わせ爪」や「流し爪」の奏法を学んでいた。

 小学部5年の山口颯馬君(10)は「筝は初めてで難しかったけど楽しかった」と満足げ。中学部2年の吉原綾香さん(13)は「みんな想像以上に上手で、話も真面目に聞いてくれた。楽しく教えることができた」と話した。

 小学部の小川徳晃校長は「小学生に憧れの中学生の姿を見せることができ、多くの地域の方にも来ていただいた。今後も取り組みを続けていきたい」と話した。

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