伊万里市大川町の相(あい)の谷(たに)地区で、県内ではほとんど栽培されていないサクランボが鈴なりに実っている。福岡市西区の落合重夫さん(79)が定年退職後、妻の実家の畑を利用して育ててきた。重夫さんは赤く色付いた実を一粒一粒、ケアハウスで待つ妻を思いながら収穫している。