弘道館の拡充について授業する江島貴之記者=佐賀市の川副中学校

 幕末や明治時代の佐賀県について、より理解を深めてもらおうと、佐賀市の川副中学校(池之上義宏校長)で2日、出前授業があった。佐賀新聞社の江島貴之記者が講師を務め、幕末に活躍した人材を多く輩出した弘道館について授業をした。

 全校生徒287人が参加。生徒たちは社会科の授業で、佐賀藩の10代藩主・鍋島直正が行った弘道館の拡充について学習しており、出前授業では、江島記者が拡充のことや、弘道館では儒学を中心に学ばれていたことや1日の生活などについても解説した。

 生徒から「弘道館のことを批判や反対する人はいなかったのか」と質問が出ると、江島記者は「気に入らなかった人もいると思うが、当時は表だって批判をする人はいなかった」とした上で「後に大隈重信が、『弘道館の儒教を中心とした学習では自由な学びが失われる』と批判している」と説明した。

 その後、生徒たちは維新博の会場へと移動。初めて維新博を訪れるという、3年の北島はるかさん(14)は「(出前授業では)これまで疑問に思ってたことが学べた。今日聞いた話をもとに、維新博でもっと深く学びたい」と話した。

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