こども綱で懸命に綱を引っ張る浜組の子どもたち=唐津市呼子町

 国指定重要無形民俗文化財の呼子大綱引が2日開幕し、初日は唐津市呼子町の市民センター前でこども綱があった。力を振り絞って綱を引き合い、子どもたちのかけ声が町に響いた。

 約250人ずつが岡組と浜組に分かれ、3本勝負に臨んだ。開戦を告げるドラの音が鳴ると、采配の合図に合わせて綱中央の「みと」と呼ばれる膨らみを自陣に引き込んだ。

 3本目にもつれ込んだ熱戦は、昨年に続き浜組が制した。飛び上がって喜んでいた呼子小2年の正野伶奈さん(7)は「手が痛いのを我慢して引っ張った。大きな声を出したから勝てたと思う」とはしゃいだ。

 飛び入り参加した留学生のジョロさん(21)は「中国には綱引きをする文化がないので貴重な体験になった」と話した。

 行事は、名護屋城に陣を構えた豊臣秀吉が兵士の士気を高めるために始めたのが由来とされる。大人綱は3日午後1時から、同町の三神社前で開かれる。

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