NJPフォトコンテストで最高賞となる「推薦」を受賞した石橋照生さん

石橋さんの「故郷夕暮れ」。美しく、作者の明確な意図が表現された作品

 佐賀市金立町在住のアマチュアカメラマン・石橋照生さん(79)が撮影した「故郷(ふるさと)夕暮れ」が、NJP(新日本写真協会)フォトコンテストで最高賞となる「推薦」を受賞した。県内から「推薦」を受賞したのは初めて。石橋さんは、晩秋の夕暮れ時、紅葉に包まれるかやぶき民家を活写。「山奥にある閑静なたたずまいの民家を表現したかった。室内に明かりがともるまで粘り、狙い通りの写真に仕上がった」と受賞を喜んだ。

 

 コンテストは春と秋の年2回開催。春のコンテストには全国から530点の応募があった。石橋さんは、同協会会員で、コンテストでは8回連続入選するほどの常連。今回受賞した「故郷夕暮れ」は、自身が主宰する写真サークルの生徒と、唐津市相知町山瀬に出向き、かやぶき民家を撮影。「色にこだわった作品で、きれいで美しい。作者の意図が写真に表現されている」と評価を受けた。

 石橋さんは、1995年から本格的に写真を始めた。主に風景や親子をテーマにした作品を撮り続け、県内外の写真コンテストで数多くの入賞歴を誇る。中でも1999年の佐賀県美術展(県展)の1席(知事賞)が一番印象深いと話す。「来年は80歳の大台。空想の世界など新たな写真の分野にも挑戦したい」と意欲を見せている。

 新日本写真協会は、地方にいる写真作家の発掘を目的に昭和40年に発足。これまで全国規模の公募展やアマチュアフォトコンテストを数多く開いている。

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