九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の再稼働に反対する住民らが、国に3、4号機の審査合格の取り消しを求めた訴訟の第18回口頭弁論が1日、佐賀地裁(達野ゆき裁判長)であった。子育て中の女性が意見陳述し、事故への不安を抱えて日々を送る切実さを訴えた。

 北九州市の橋本加奈子さん(37)が2歳の息子を抱えながら意見陳述した。今年3月の玄海3号機再稼働以降、近所の公園に出掛ける時も安定ヨウ素剤を持ち歩いていることを紹介。3号機の2次系配管の蒸気漏れや4号機の1次冷却水ポンプの不具合が相次いで発覚したことに触れ「九電は原子炉を止めず、市民の不安に向き合っていない。市民が不安な毎日を送っていることを理解しているのでしょうか」と語り掛けた。

 住民らは原発の運転差し止めを求める訴訟を起こしている「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」(石丸初美代表)に加わっている。この日は九電に2~4号機の運転差し止めを求めた訴訟の第26回口頭弁論もあった。

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