グループ面接に挑む大学生たち=佐賀市の佐賀銀行本店

 来春卒業予定の大学生の採用面接が1日、解禁された。人手不足で大企業の積極採用が続くことから、経団連に加盟しない中小企業は採用日程を早め、既に複数の内定を得ている学生もいる。

 佐賀市の佐賀銀行では、リクルートスーツ姿の約80人がグループ面接に臨んだ。緊張した面持ちで学生時代に打ち込んだ部活やアルバイト経験を語り、リーダーシップや積極性をアピールした。同行は大阪や東京、福岡でもこの1週間で開き、6月中旬~7月初旬に2次、最終選考を経て44人を採用する。申し込みは前年から2割減の約450人で、人事担当者は「学生優位の売り手市場で、大企業志向の学生が増えているようだ」と減少の要因を分析する。

 既に面接を実施した中小企業は多く、佐賀市の女子学生(21)は「本命は金融だが、メーカーや保険会社の面接を4、5月に受けた。6月実施は遅いぐらい」と受け止める。鳥栖市の男子学生(21)も「小売、サービスなど5社から内定をいただいた。地元企業で、できるだけ条件がいいところを探したい」と語った。

 経団連が学業優先を目的に定める指針では、3年連続で同じ採用日程となっている。会社説明会は3月1日、選考活動は6月1日、正式な内定は10月1日を解禁としている。

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