佐賀県教育委員会は1日、4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)と、県小・中学校学習状況調査について採点、分析した結果を発表した。応用問題を解く活用力に課題があり、学力の地域差は依然としてあるものの、学年と教科で分けた10区分中、7区分で縮まった。平日に授業以外で1時間以上勉強している割合は小学生は増えたが、中学生は横ばいだった。

 調査は県内の公立小学校165校1万5133人、中学校95校2万1364人を対象にした。小学6年と中学3年は国語、算数・数学、理科で、全国学力テストの問題を使った。小学5年、中学1、2年は理科を除く2教科で県独自の問題を使って実施した。

 県平均正答率は、小5国語66・6%、算数70・6%▽小6国語65・0%、算数57・0%、理科61・3%▽中1国語69・5%、数学67・1%▽中2国語59・1%、数学53・8%▽中3国語70・8%、数学58・9%、理科62・4%。

 小中ともに漢字の読みや計算、理科の知識など基礎的な問題の正答率は高いが、自分の考えや実験結果を考察する問題は低かった。全国の傾向と同様で、全国学力テストが始まった2007年度以降続いている。

 地域別の正答率では、三神が小5の国語で県平均を下回った以外は全ての学年、教科で上回った。逆に東松浦は小5算数で県平均と同じだった以外は全ての学年、教科で下回った。佐城は小6、杵西は小学生、藤津は中3がそれぞれ県平均と同じか高かった。地域間の学力差は小5が最も小さく、中2が最も大きかった。

 県教委は「県平均を下回っている地域でも改善傾向は見られ、活用問題も設問によっては正答率が高いものもある」と話し、学力向上推進教員の配置などが一定の成果を挙げていると分析している。詳しい結果を7月中旬までに県教育センターのウェブサイトに掲載する。

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