衆院文科委員会で障害者文化芸術法案の発議者として答弁した福岡資麿参院議員=東京・永田町

 議員立法の障害者文化芸術活動推進法案が1日、衆院文部科学委員会で全会一致で可決した。古川康衆院議員(比例九州)と福岡資麿参院議員(佐賀)の佐賀県関係2議員が作成や提案に尽力した。「障害者の文化芸術活動は県が力を入れている分野で、法律により全国的な環境整備を進めたい」と口をそろえた。

 両氏は障害者の芸術活動を後押しする超党派の議員連盟で共に副会長を務めている。2016年10月に法案をまとめたが、文科省の天下り問題や政権の不祥事による政局のあおりを受けて提出できず、今通常国会で悲願がかなった。

 古川氏は議員会館を駆け回り与野党議員に法案を説明した。福岡氏は法案が参院から審議する参院先議になったため、発議者として衆参両委員会で答弁に立った。古川氏は「国会議員として初めて手がけた法案。社会のルールをつくる議員の役割を実感できた」と笑顔を見せた。福岡氏は自宅に障害者が作ったカレンダーを飾っているといい「障害者スポーツに比べて光が当たってこなかったアート活動を促進するきっかけにしたい」と力を込めた。

 法案は、劇場や美術館、映画館のバリアフリー化を進めて鑑賞の機会を拡大するほか、創造環境の整備、発表機会の確保、作品の評価の仕組みや販売支援の構築―などを国や地方自治体に求めている。

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