定例会見に臨んだ秀島敏行市長=佐賀市役所

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイの配備計画を巡り、佐賀市の秀島敏行市長は1日の定例会見で、陸上自衛隊の戦闘ヘリコプター墜落事故で中断していた地元との交渉を再開させるという小野寺五典防衛相の5月29日の発言を受けて「そもそも佐賀空港が造られた経緯を捉えると、自衛隊で使えるのか」と疑問を投げ掛けた。

 空港の建設当時に地元漁協と県との間で結ばれた公害防止協定を挙げて「(共有を禁じた)協定はまだ生きている。きちんと整理しないと前には進めない。約束事は行政にとって一番重い。その約束事を知りながら、安全だからとか、騒音が低いからとか、そういうことで次の段階で話すのはいかがなものか」と、改めて慎重な姿勢を示した。

 また、九州新幹線長崎ルートへのフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)導入が難しくなり、長崎県やJR九州が全線フル規格化を求めている状況については「約束はFGTだったわけで、『駄目だからフル規格で』とはならない。次にどうするのかは国で考えてもらいたい」と述べた。

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