漁業関係者や有識者でつくる佐賀県有明海区漁業調整委員会(会長・徳永重昭県有明海漁協組合長)は1日、佐賀市で会合を開き、有明海に生息する二枚貝、ウミタケの試験操業を前年に続いて実施することを承認した。期間は6月末まで。昨年は、長い棒の先に金具を付けてウミタケの水管を絡ませてとる伝統漁法の「ねじ棒」業者だけで3日間実施したが、今季は簡易潜水器業者にも依頼し、計8回試験操業する予定。

 ウミタケは10年ほど前から急激に個体数を減らし、近年の漁獲量はゼロに近い状態が続いている。ただ、県による海底造成事業の効果もあり、個体数の増加が確認されている。

 調整委は5月16日の会合で、資源保護のためにウミタケの採取を来年4月末まで全面禁止にした。今回の試験操業は委員会指示の適用除外という形で行う。

 場所は、佐賀市川副町沖で、ねじ棒業者と簡易潜水器業者がそれぞれ4回ずつ操業する予定。水揚げは合計2トン以内とする。県は将来的な漁再開を見据えて試験出荷も行う。

 1日は、県有明海漁協が16~30日に簡易潜水器業者に依頼して、かつて大量にウミタケが生息した六角川以西の白石町沖で試験操業を行うことも承認された。生息地の広がりを確認し、造成事業の候補地を探すとしている。

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