サッカーW杯に向け、特設コーナーを設けたスポーツ用品店=佐賀市のスポーツデポ佐賀店

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が14日に開幕する。日本は6大会連続の出場で特別感が薄れたことに加え、直前の監督解任という異例の事態もあり、国内の盛り上がりはいまひとつという声も多い。それでも、4年に一度、世界中が熱狂する祭典だけに、県内のスポーツ用品店などは商機につなげようと注力する。

 入り口すぐそばの特設コーナーに並んだ青いユニホームやグッズが目を引く。スポーツ用品のスポーツデポ佐賀店(佐賀市)では、日本代表や海外代表のレプリカユニホームやグッズを並べたコーナーを設置した。3千円台で手に入る名前入りTシャツが売れていて、香川真司選手のものが人気という。日本代表ユニホームの購入者に応援用のカブトになる箱をセットでプレゼントするなど、期間中の売り上げ増を図る。同店は「イニエスタのJ1神戸移籍は注目されたし、サッカーファンは多い。開幕してからもっと盛り上がるはず」と期待を込める。

 エイチ・アイ・エス(HIS)は全国一括でロシアへの旅行予約を受け付け、前年同期比で約4倍と大きく伸びている。前年は女性が8割だったのに対し、今年は男性が7割と逆転。年代も前年は60代が3割だったが、今年は20代から60代まで幅広いという。1戦目の観戦ツアーは埋まっているが、3戦目にはまだ空きがあり、同社広報担当者は「(2014年のブラジル大会のように)地球の裏側に行くよりは距離が近いことが伸びている要因」と話す。

 エディオン佐賀本店(佐賀市)では、大型連休明けにサッカーコートをイメージしたテレビ売り場を作った。池上英治店長は「盛り上がりはいまひとつだが、大切な商機と捉えたい」と話す。試合の臨場感が味わえる高精細の4Kテレビや有機ELのアピールに力を入れる。今回は試合開始時間が遅く、録画へのニーズが高まるとみており、長時間録画や複数のチャンネルを同時録画可能なレコーダーに注目が集まると予想する。

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