働き方改革法案の反対討論で登壇した大串博志衆院議員=東京・永田町の衆院本会議場

 衆院会派「無所属の会」の大串博志幹事長=佐賀2区=が31日、本会議で働き方改革関連法案の可決を前に、会派を代表して反対討論で登壇した。加計学園問題などで安倍政権の信頼は失墜しているとし、「今の首相にこのような法案を提案する資格があるのか」と投げ掛け、「顔を洗って出直してくるべし」と痛烈に批判した。

 大串氏は、罰則付きで残業時間を上限規制する取り組みは肯定したが、高度プロフェッショナル制度は「実質的に長時間労働規制がなくなるに等しい」と指摘した。労働時間調査を巡る厚生労働省の不適切データに関しては「2割が異常値だった。残る8割も怪しいに決まっている。法案の基礎が既に崩壊している」と強調した。

 森友、加計学園問題を引き合いに、安倍政権がうそを重ねて部下に忖度させ、決算文書を改ざんしても開き直っているとも述べ、「国民の常識とかけ離れている。安倍首相のもとで私たちの働き方が、命が決められるなんて絶対に許されない」と指弾した。5分間の反対討論中、与党席から激しいやじ、野党席からは拍手と声援が飛んだ。討論後、大串氏は「一人一人の生活に直結する法案だからこそ内閣への信頼がなければ進まない。数の力でごり押ししてはならない」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加