大勢の観客を前に、武雄市役所新庁舎で披露された竿燈まつりの妙技=12日、武雄市

 佐賀県武雄市は戊辰戦争と竿燈(かんとう)まつりがつなぐ秋田市への訪問事業を行う。8月の秋田竿燈まつりに小学生を派遣、10月の佐賀藩士慰霊祭に市民が出席する。150年の時を超えてつながる絆をさらに深める。

 武雄市と秋田市は、戊辰戦争(1868年)で秋田藩の援軍として出征した武雄の兵士の墓が、秋田に残っていたことが縁で交流している。今年5月には25年ぶりに武雄市で竿燈まつりの妙技が披露され、8万人(市発表)が詰めかけた。

 小学生の訪問団は、秋田竿燈祭り期間中の8月4日から2泊3日の日程で派遣する。市内11校から5年生以上を2人ずつ募る22人と引率者で訪ね、祭りの見学のほか、戊辰戦争や武雄とのつながりを学ぶ日程を考えている。

 藩士慰霊祭の訪問は、10月20日から2泊3日の日程を予定している。市内9町から2人ずつ募る65歳以上の市民を中心に25人程度で訪れる見通し。21日に兵士の墓がある葉隠墓苑で行われる慰霊祭に出席する。慰霊祭には武雄ロータリークラブのメンバーが出席を重ねており、市としても訪問団を派遣する。

 市企画政策課は「竿燈まつりの武雄開催をきっかけに、交流の輪をさらに広げたい」と話す。6月定例市議会に事業費450万円を提案する。 

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