会場は多くの企業の採用担当者でごった返した=佐賀市文化会館

 来春卒業予定の高校生を対象にした企業の求人票提出が6月1日に始まるのを前に、佐賀県内の進路指導教諭と企業の採用担当者との面談会が24日、佐賀市で開かれた。深刻さが増す人手不足を改善しようと、工業系の高校には数十社の列ができた。各企業の採用担当者は限られた時間で、働きやすさや特色をアピールした。

 2015年から始まった面談会の初回は、高校12校に対し、78社が参加。人手不足を背景に、参加企業は年々増加。今回は12校に対し、156社が面談を希望し、会場は多くの人でごった返した。

 携帯電話の販売を行う小売業の採用担当者は「昨年は県内外20校を回り、高卒4人を何とか入れることができた。県内出身者は1人。給与面の向上に加え、待遇面の改善も進めている」と話す。

 小城市の建設業者は「10年以上前は学校の先生が“入社させてほしい”と来ていたが、立場は逆転。数年前から求人しているが、全く応募がない。さすがに焦ります」と困惑気味。常に人員が不足しているという佐賀市の警備会社は「土日祝日など、普通の人が休みのときに働くスタイル。入ってくれても辞めるケースが多い。給与面も改善しているので、人員を増やし、一人一人の負担を少なくしたい」と話す。

 ハローワーク佐賀によると、昨年度の県内企業の高校卒業者への求人は4352人。これに対し、県内企業に就職したのは約3割の1471人。担当者は「もっと地元の企業を学校の先生に知ってもらい、選択肢に取り入れてほしい」と話す。

このエントリーをはてなブックマークに追加