玄海原発3、4号機のトラブルについて陳謝した今村博信所長(右奥)=東松浦郡玄海町の町民会館

 佐賀県原子力環境安全連絡協議会(会長・山口祥義知事)の会合が30日、東松浦郡玄海町の町民会館で開かれた。九州電力は廃炉作業を進めている1号機で6月中旬から、放射性物質を含む水が流れる1次系の配管の除染を始めると明らかにした。

 廃炉作業は大きく4段階に分かれ、現在は1段階目の解体工事準備期間で、設備の汚染状況調査や配管の放射性物質を除去する準備を進めている。九電担当者は、配管内の放射性物質を取り除く装置の設置を6月上旬までに終え、中旬には除染を始める考えを示した。1段階目は2021年までで、全体の廃炉作業は43年までかかる見通し。

 九電は3、4号機のトラブルの原因と対策も報告した。参加者からは3号機の蒸気漏れについて「稼働前の点検では気づけなかったのか」と質問があった。玄海原発の今村博信所長が「長期間停止していたこともあり、見落としてしまった。心配をおかけした」と陳謝、社員の教育を徹底し、点検時の異変を共有する組織を新設することを対策として示した。協議会は、地元や周辺自治体の住民、首長らで構成している。

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