登録文化財指定に向け修理保存活動が始まる旧東木屋酒造場=唐津市魚屋町

 佐賀県唐津市魚屋町の曳山(ひきやま)通りに残る江戸時代後期の「旧東木屋(ひがしのきや)酒造場」の修繕費用をインターネットで募るクラウドファンディングが、目標の150万円を達成した。

 NPO法人「からつヘリテージ機構」が4月16日から寄付を呼び掛け、41日目の26日で目標額をクリアした。機構理事長で建築家の菊池郁夫さん(63)は「地元はもちろん、唐津に住んでいた人や訪れたことがある人など唐津の歴史や景観を大事に思う人が多くいることを実感した」と話す。

 ネットを介しての支援だけでなく、全国町並み保存連盟の会員が東京から訪れたり、かつて同酒造場で働いていた杜氏が説明役を買って出るなど、リアルな交流も生まれた。菊池さんは「横のつながりができたのも心強い」と喜ぶ。

 30日午前時点で86人から159万円が寄せられている。その後の調査で建物は予想以上に傷みが進んでいることが分かり、できる限りの手を尽くそうと、第2目標として300万円を設定。期限(60日間)の6月14日まで寄付を呼び掛けていく。問い合わせは電話0955(58)9627。

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