ミニゲームを楽しむスクール生たち=神埼市の神埼高

 佐賀県サッカー協会女子委員会は、県内の女子サッカー人口の増加や技術力向上を目指してサッカースクールを開いている。育成年代の裾野を広げることや練習環境の整備を目的に、国体の種目に「少年女子」が追加される可能性があることも視野に入れながら強化を進めている。

 神埼高女子サッカー部監督で、国体サッカー女子も率いる相島哲治さん(42)=小城市=が指導。2015年から女子を教え、「基礎基本を徹底しなければいけない」(相島さん)と、スクールではドリブルやパスなどを中心に教え、最後にはゲーム形式で実戦感覚も養っている。

 神埼コースと武雄・小城・多久・伊万里コースの2会場で開いている。神埼コースは17年4月から始め、最初は4人だったが現在では30人ほどが登録して各回10人ずつが参加。武雄・小城・多久・伊万里コースは昨年9月からスタートして10人前後が技術向上を目指している。

 県内で中学生年代(U-15)の受け皿は3クラブチームしかない。小学生のころはサッカーチームに所属していた選手でも、中学の部活動はないため辞めていく選手や県外の強豪校へ進んで技を磨く生徒も多く、“流出”を阻止する意味でも同委員会は力を入れている。

 スクールには神埼高の卒業生がコーチとして参加することもある。「継続してプレーできる環境を整えることで、その先の強化にもつながってくるはず」と相島さん。国体出場や上位進出、その先に未来の“なでしこ”輩出を目指し、活動は続く。

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