佐賀県は29日、佐賀市で実施した本年度製菓衛生師試験で問題用紙に不備があったと発表した。両面使用を想定していた14枚の用紙が印刷時のミスで片面だけとなり、全27ページのうち偶数ページが全て欠落していた。試験開始後に受験生が指摘するまで関係者の誰も気付かなかった。正式な試験問題を後で配布するなどして試験は成立した。

 生活衛生課によると、試験は学生ら177人が受験。問題は選択方式の全60問で、不備が発覚した後も続行して奇数ページの問題を先に解答してもらった。1時間10分後に正式な問題用紙を配って対応し、2時間の試験時間を20分延長した。特定の受験生に不利益が生じていないため試験は成立と判断、厚生労働省も追認した。

 問題用紙は試験前日に担当者2人が県庁の輪転機で印刷、製本した後、段ボールに入れて課内で保管。当日に段ボールを会場に持ち込んで開封した。製菓衛生師は国家資格で、試験は各都道府県で実施している。生活衛生課は「受験生に多大な迷惑を掛けておわびする。ミスの事前発見など再発防止に努めたい」としている。

このエントリーをはてなブックマークに追加