女性の視点から必要な防災対策について話す藤井宥貴子さん=伊万里市民図書館

 女性の視点から防災対策を考える講演会が26日、伊万里市民図書館で開かれた。熊本市男女共同参画センターの前代表で、熊本地震で被災者支援に当たった藤井宥貴子さんが、弱い立場の人に配慮した支援や備えの在り方について話した。

 藤井さんは東日本大震災を教訓に、熊本地震の発生直後から避難先での性被害防止を呼び掛けて回った。「非常時に起こるはずがない」「不安をあおっている」という反応もあったが、実際に被害に関する相談が寄せられたという。藤井さんは「平時に起きることは非常時にも起きるし、そのリスクは高まる」と強調した。

 また、女性や子どもに配慮した避難所運営や支援の実例を紹介し、「必要な支援は一人一人少しずつ違っている。非常時に何が必要になるかを事前に話し合うことが大切で、備えを一歩前に進めてほしい」と呼び掛けた。

 講演会は、伊万里市男女協働参画懇話会などが主催し、市民ら120人が聴講した。 

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