雨の中、車いすで力走する選手たち=有田町の県道大木―有田線

 有田町を舞台とする佐賀セラミックロード車いすマラソン大会が、第17回で中断した。当時は「最後」と銘打ったこともあり、歴代最多の152人が出場した。終了を惜しむ声が広がり、陶都有田青年会議所や西有田商工振興会青年部などにより翌年11月に再開。ただ平成26(2014)年の25回大会で2度目の「最後」を迎えた。

 種目は500メートル、1キロ、5キロのほか、レース用車いす10キロの四つ。選手は児童から高齢者まで幅広く、さまざまな障害がありながらもボランティアの伴走者と共に疾走した。

 大会は平成2(1990)年にスタート。小中学生と障害者の交流、選手発掘などの面で意義深いイベントととして定着した。ただ運営はボランティアの手作り、資金はバザーなどでの調達で、作業量の多さや資金不足で中断を余儀なくされた。25回大会でも運営や会場となる道路の確保が壁となり、終了した。スローガンは「心伝えて」。今も多くの人の心に残る大会だ。(新元号まであと338日)

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