高速道路での事故対応訓練で、車内に閉じ込められた人を救出する消防隊員ら=佐賀市の佐賀高速道路事務所

高速道路上で事故が発生した際、迅速かつ的確に対応するための訓練が25日、佐賀市大和町の佐賀高速道路事務所であった。県警、佐賀広域消防局、日本自動車連盟(JAF)など6機関の約50人が、負傷者の救助やレッカー作業などを訓練した。高速道路での事故を想定し、各機関が連携して訓練をするのは、県内で初めて。

 東脊振インター付近で自動車が横転した事故を想定し、車線規制や負傷者の救出、事故の原因分析、レッカー作業など、発生から復旧までの流れを訓練した。機敏な動きと大きな声での連携で、本番さながらに取り組んだ。訓練の様子は、上空からドローンで撮影し、訓練後の勉強会で使用した。ドローンは上空から広い視野で撮影でき、事故現場の状況を把握するのに優れており、今後、実践での導入も検討されている。

 佐賀高速道路事務所の濵野昌志所長は「事故現場を迅速かつ安全に処理できるよう、各機関が柔軟に連携し、対応したい」と話した。また、梅雨を間近に迎え「雨で道路が滑りやすくなるので、スピードを出し過ぎないことや、タイヤの溝のチェックなどをしてほしい」と呼び掛けた。

 訓練は春日保育園(牧剛史園長)の年長組45人が建学。大好きな消防車やパトカーの活躍を間近で見られ「頑張って」と手をたたくなど、興奮した様子。訓練後には記念撮影もあり、お目当ての車両に走り寄っていた。

 昨年、佐賀県内の高速道路で発生した人身事故件数は78件(前年比20件減)で、死者は2人(前年比1人増)だった。

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