日本書鏡院展特別賞受賞作を佐賀市に寄贈した山内一昌さん=佐賀市役所川副支所

 佐賀市川副町出身の書家、山内一昌(いっしょう)さん(77)=本名・山内基子さん、埼玉県在住=が25日、七言絶句の書道作品を佐賀市に寄贈した。日本書鏡院展で特別賞を受賞した大作で、今後は佐賀市役所川副支所の1階に展示する。

 七言絶句は中国・元の学者劉因(りゅういん)の詩で「木の葉の落ちるのを目にして、秋が生まれたのを見た」「秋風を頼りに、病気の我が身をよみがえらせよう」と自らの再生と秋のすがすがしさを重ねている。

 この詩を、額装部分も含めて縦3メートル、幅90センチの書に仕上げた。山内さんは13年前に遭った事故で1年間の入院生活を余儀なくされ「そのころに、この詩が目に留まった。今は寺子屋のような書道教室を開いて子どもたちに囲まれており、小さな子どもたちが私に力をくれる」と話していた。

 川副支所で開いた贈呈式には同級生ら約40人が参加した。森永正則支所長が、東京のふるさと会「関東川副町人会」での出会いが、今回の寄贈につながったと謝辞を述べた。

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