健康寿命を延ばし医療費を減らそうと呼び掛ける鎌田實さん=佐賀市の佐賀市文化会館

 佐賀県を健康長寿日本一にしようと医師で作家の鎌田實さんによる講演会が25日、佐賀市文化会館であった。「人生100年時代を生き抜くために」と題して話し、生活習慣の改善ポイントなどの呼び掛けに約800人がうなずきながら耳を傾けた。

 鎌田さんは、一日に摂取する野菜とタンパク質の量や運動量が足りていないと指摘。今よりも野菜を100グラム、タンパク質を10グラム多く採り、10分長く歩くことなどを呼び掛けた。太ももの筋肉を鍛えると慢性炎症になりにくいと話し、来場者と一緒にスクワットする場面もあった。

 要介護5の女性が「マラソン大会に出る理学療法士におにぎりを作りたい」とリハビリに励み、要介護2に改善した例も紹介。「誰かのために動いた結果が回り回って自分のためになった。やるかやらないかの違い。どんな状態になっても自分の人生をどう生きていくかが大事」と訴えた。

 講演会は、鎌田さんとミズ・溝上薬局が共同で実践する「がんばらない健康長寿実践塾」が8月から始動するのを前に開かれた。同塾は約1年間あり、鎌田さんの講演会や料理教室、ウオーキングなどを行う予定。

このエントリーをはてなブックマークに追加