巣の上で、じゃれ合うトビの幼鳥=唐津市富士見町(旧大成小から撮影)

旧大成小の建物の窓からトビの子育てを観察。すくすくと育つ幼鳥(左)とそばで見守る親鳥(中央)=唐津市富士見町

 佐賀県唐津市富士見町の旧大成小の校舎裏で、トビの幼鳥が巣立とうとしている。毎年同じ場所に営巣しており、校舎を利用している不登校児支援教室の子どもたちや職員が見守っている。

 松の木に作られた巣から、2羽のあどけない顔がのぞいている。既に羽は茶色に生え替わり、飛ぶ練習のように翼を羽ばたかせるしぐさを見せていた。

 教室の福谷浩孝室長(64)によると、少なくとも3年前からつがいを見るようになったという。毎年4月中旬に現れ、5月末ごろに巣立っていく。みんなの人気者で、3階の窓から職員や子どもたちがよく子育ての様子を観察している。

 不登校の児童生徒が学校に戻れるよう支援する教室は、今年度中に移転が決まっており、トビたちと過ごすのは今年が最後。福谷さんは、トビと教室に通う子どもたちを重ね、「力強く羽ばたいていってほしい」とエールを送った。

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