飛天をテーマにした拓本と茶器を並べる山﨑さん=佐賀市の岡田三郎助アトリエ

アトリエ内で山﨑さんが抹茶を点てた=佐賀市の岡田三郎助アトリエ

 拓本の吉田眞三さん=京都=と伝統工芸士(下絵付け)の山崎伸悟さん=伊万里・青柳窯=の師弟展が、佐賀市の県立博物館東隣・岡田三郎助アトリエで開かれている。師弟展は岡田アトリエの一般貸し出し第1弾として、飛天をテーマにした拓本と茶器を並べる。27日まで。

 器などに刻まれた文字や文様を紙に写し取る拓本。考古学など資料保存に利用されることが多いが、吉田さんは独自の技法で芸術的価値も高めている。15年ほど前から山崎さんは陶芸の傍らに師事している。

 山崎さんは、仏教芸術のモチーフで拓本にも多い飛天を茶器に描いている。今回飛天を取り上げた拓本と茶器を並べ、「拓本を見る機会はなかなかない。ぜひ拓本の美に触れて」と呼び掛ける。

 4月に移築公開された岡田アトリエの洋風空間に、拓本と茶器の東洋芸術が並べられ、会場は一風変わった趣に。山崎さんは「すてきな空間に意外とマッチしたと思う。いろんな使い方ができるのでは」と話す。

 アトリエ内は飲食可能で、24日と26日のいずれも午後0時から茶席が用意される。要予約で、連絡は山崎さん090(9727)5284。アトリエ利用の一例としても面白い展覧会となっている。

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