2019年2月末で撤退することが分かった「イオン上峰店」=三養基郡上峰町

 三養基郡上峰町のイオン上峰店の撤退が伝わった22日、買い物客や地元商業者の間では困惑が広がった。前身の上峰サティの開店から23年余り。地元経済を支えてきた大型店の撤退に、今後を不安視していた。

 イオン上峰店は22日、週1回の値下げ日だった。まとめ買いで訪れた内堀朋美さん(28)は「閉店は衝撃」と驚き、「息子が好きな魚がここにしかないのに、どうしよう」と戸惑っていた。

 開店当初から通う上村龍平さん(83)は「昔は駐車に苦労するほど客が多かった」と振り返り、「何だか見放されたような気持ち」と表情を曇らせた。店内には地銀やJA、郵便局のATMが設置されており、「なくなると不便」との声も聞かれた。

 閉店は周辺店舗にも影を落とす。近くの衣料品店店長の高木秀彰さん(29)は「商品構成が違うので競合せずに共存できていた」とした上で、「イオンに来たついでに来店する人も多かったので、客足が減りそう」と不安がる。ガソリンスタンドの男性店員(65)も「イオン系のカードで支払いする人が多かった。売り上げに影響なければいいが」と懸念した。

 武広勇平町長は22日、福岡市でイオン九州の役員と面談した。従業員の雇用について武広町長は「周辺のイオン店舗への異動などで、雇用は100%守っていくと説明を受けた。町でも相談窓口を設置したい」と述べた。

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