九州と沖縄、山口の9県で構成する九州地方知事会(会長・広瀬勝貞大分県知事)は22日、佐賀市で会議を開き、各県で減便の影響があったJR九州の今年3月のダイヤ改正を「遺憾」とする意見をまとめた。「森・川・海」のつながりを再認識して環境意識を醸成する「佐賀宣言」に加え、6項目の特別決議を採択した。

 JR九州への意見をまとめた文書では、ダイヤ改正で沿線住民らに大きな影響が出ており、事前に十分な協議がなかったことに抗議した。一方で、日常生活や経済活動、観光振興などで「大切なパートナー」とし、ICカードが利用できる駅の拡大や、地方創生に向けた取り組みへの協力を求めた。

 知事会がJRに抗議する意見をまとめたのは初めて。広瀬会長は「こういう時期なのでひと言申し上げないといけない。JR側には住民の意見を尊重してもらいたい」と述べた。近く会長がJR側に伝える。

 佐賀宣言では、2017年の九州北部豪雨災害を踏まえ、森林や河川、海を保全する環境活動に改めて取り組み、県境を越えた相互交流を進める。このほか、地方創生の推進や地方財政に関する課題への対応、産業政策、社会資本整備、防災・減災対策、国際スポーツ大会の開催や事前キャンプ誘致に関する特別決議を採択した。6月上旬にも国に提出する。

 会議に先立ち佐賀県庁で、陸上自衛隊西部方面隊と大規模災害時の人や物資の輸送に関する協定を締結した。

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