九州新幹線長崎ルートの整備方針に関し、佐賀県の山口祥義知事と長崎県の中村法道知事が22日、九州地方知事会議に合わせて意見交換をした。両県はフル規格に関して立場が対立しており、山口知事は取材に「平行線だった」と述べた。今後も機会を捉えて意見交換をしていくとしている。

 長崎県側から申し出があり、会議に先だって10分程度、意見を交わした。両県知事はフル規格に関し、財政負担も含めてそれぞれの立場を主張した。知事会議終了後、山口知事は取材に対し「毎回伝えているが、佐賀にはメリットがあまりないと言った」と説明した。中村知事は「それぞれの立場があって、なかなか難しい課題だ」と話した。互いに今後も意見交換をする姿勢は示し、山口知事は「チャンネルはきちんとつくっておく」、中村知事は「お会いする機会はある」と述べた。

 長崎ルートの整備方針を巡っては、フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の導入が事実上困難になり、フル規格について佐賀県は追加の財政負担などから「受け入れられない」と主張している。長崎県は時間短縮効果が大きいなどの理由でフル規格を求めている。

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