茶摘み体験をする参加者たち。右は「茶娘」の格好をして体験する西九州大の生徒たち=吉野ヶ里町坂本の霊仙寺跡

 中国から茶の栽培法を初めて伝えたとされる臨済宗の開祖・栄西禅師の功績をたたえる「脊振千坊聖茶まつり」(同実行委員会主催)が20日、吉野ヶ里町坂本の修学院(しゅがくいん)や霊仙寺(りょうせんじ)跡などで開かれた。

 脊振山の中腹にある霊仙寺跡一帯は、1191年に栄西禅師が茶の種をまき、栽培を始めた場所とされている。祭りは旧東脊振村の村制100周年記念事業の一環として平成元年からスタートして30年目。今年は3年に1度の大祭と位置づけ、多彩なイベントで盛り上がった。

 修学院で、伊東健吾町長ら約40人が参加して祭りの開会式を実施した。実行委員会の内田新会長が「きょうはゆっくりと過ごし、当時に思いを巡らせて楽しんでもらいたい」とあいさつ。その後、献茶と供養を行い、NPO法人高遊外売茶翁顕彰会の川本喜美子理事長が講演した。

 霊仙寺跡の茶園では茶摘み体験があった。東脊振中の生徒や西九州大の学生が「茶娘」の格好をして葉を摘み取り、参加者も一緒になって楽しんだ。佐賀市から訪れた女性(66)は「無心になれてストレス解消になる。体験を通してお茶の普及にもつながっていけば」と話した。

 このほか、栄西茶を使ったお菓子を食べながら坊所巡りを楽しむ「茶スイーツウォーク」もあった。

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