魏志倭人伝などを論拠に吉野ケ里遺跡を邪馬台国の都と主張する関家敏正さん=佐賀市のアバンセ

 「魏志倭人伝」に登場する邪馬台国の都は吉野ケ里とする説についての講演会が20日、佐賀市のアバンセであった。「吉野ヶ里を未来につなぐ会」の関家敏正副会長が、魏志倭人伝の記述を軸に「吉野ケ里こそ卑弥呼の居城」と解き明かした。

 関家副会長は、魏志倭人伝にある「水行十日陸行一月」「自郡至女王国萬二千余里」という記述について、いずれも朝鮮半島中西部の「帯方郡」から邪馬台国までの行程日数や距離を示すものだとして紹介。「北部九州内に女王国(邪馬台国)の都があったということだ」と主張した。

 さらに「伊都国と邪馬台国は南北に位置すると2度も書いてある」「魏志倭人伝の記述に合う遺跡の発見例は吉野ケ里のほかにない」と論拠を挙げた。「魏志倭人伝をまともに読めば、吉野ケ里が邪馬台国である可能性は非常に高い」とまとめた。

 講演会は、吉野ケ里遺跡の世界遺産登録やミュージアム建設を目指して昨年立ち上がった同会の第2回総会に先立って開かれ、同会の会員ら約20人が聴講した。

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