
教育に新聞を活用するNIE(NewspaperInEducation=教育に新聞を)。小中学校の学習指導要領の改訂では、新聞が情報を活用する力を高める教材の一つとして位置づけられ、「新聞による学び」は今後さらに広がりそうです。佐賀新聞社は記者を学校に派遣する「出前授業」や、新聞記事を使ってより深い思考力を養うワークシートの提供などNIEに関するさまざまな事業を展開。学校や家庭、地域での豊かな教育活動をサポートしています。
【出前授業】記者派遣します!

新聞づくりや地域の歴史学ぼう
佐賀新聞社の記者やカメラマンを派遣しています。記事の書き方や写真の撮り方はもちろん、情報を読み解き判断するメディアリテラシーも伝えます。また、県内各地で明治維新150年にちなんだイベントも開かれていますが、幕末維新期の佐賀について中学生を対象に授業を開いています。
■メディアリテラシー
現代社会はインターネットをはじめ、さまざまなメディアに情報があふれ、その真偽を見極め、理解・活用する「メディアリテラシー」の能力が求められています。情報メディ

ア学習は出前授業の大きな柱。日々、取材や紙面編集に携わる記者たちが記事の書き方や見出し、レイアウトの工夫など、情報を正しく伝達するためのノウハウを紹介しています。
■幕末維新期の佐賀
今年は明治改元から150年の節目。新政府で数多くの佐賀人たちが近代国家建設に力を尽くしました。そんな「人づくり」の歴史を踏まえ、新聞を教育に役立ててもらおうと、県内全中学校の教室に佐賀新聞を配布する「さが維新塾」が昨年9月からスタート。新聞活用策の一環で、「さが維新前夜」など本紙歴史企画の取材記者が幕末維新期の佐賀の歴史について、中学生に授業をしています。
【ワークシート】授業に使ってください!
各学校の授業で使ってもらおうと毎日の新聞記事をもとに随時、ワークシートを作ってウェブサイトにアップロードしています。

NIEワークシート
毎週日曜日発行の子ども佐賀新聞「週刊ぺーぱくん」では毎月1回、新聞記事を題材に小中学生が楽しく学べる「NIEレッスン」を掲載しています。出題は日本新聞協会が委託するNIEアドバイザーの光武正夫・厳木中教頭。ワークシートはパソコンでダウンロートでき、家庭や学校で手軽に学習することができます。
★ワークシートはこちら

さが維新塾
中学校への新聞配布事業「さが維新塾」では、新聞を日常的に教材として役立ててもらうため、ウェブサイトからダウンロードできるワークシートを用意しています。日々のニュース記事を使った出題や1面コラム「有明抄」の読解、紙面に掲載された統計グラフの分析のほか、自分で興味のあるテーマを設定し関連記事を集めるなど、多様なワークシートで子どもたちの思考力を深めます。問題作成は佐賀新聞NIE推進デスクの多久島文樹・前小城中教頭が担当しています。
★ワークシートはこちら