鳥栖-F東京 後半6分、片手で相手シュートを防ぐ鳥栖GK権田=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

FC東京戦で好セーブを連発した鳥栖・GK権田(中央上)=ベアスタ

 守護神の目覚ましい活躍だった。鳥栖はGK権田がFC東京の強力な攻撃陣の前に立ちはだかり、決定的なシュートを何度も阻止。フィッカデンティ監督は「彼のおかげで勝ち点1を取れた」とたたえたが、本人は「最低限の仕事」と冷静に振り返った。

 好セーブの連発だった。後半7分、FW永井とのワンツーで抜け出したDF室屋のシュートを左手一本で防ぐと、直後の9分にはクロスに合わせた永井に体ごと詰め寄って阻止。31分のMF田辺のヘディングシュートは左手で抑え、40分のMF高萩のクロスも横っ跳びでしのいだ。終了間際の「あわや」という場面も、FW前田の突進を即座に前に出て防いだ。

 クラブワーストの7連敗中は「チームメートと腹を割って話し合い、根本的なところから考え直した」と言う。苦しみを乗り越え、これで2試合連続の無失点。「みんなが全力で走り、しっかり寄せてくれている。これぐらいやらないといけない」とチームへの献身を口にする。

 第15節終了時点の17位は、J1昇格以降で最も低い順位。7連敗のダメージは大きく、簡単に順位は上がらないが、ここ3戦負けなしで勝ち点5を積み上げた。

 上位数チームが快走しているが、それ以外は混戦状態だ。「引き分けでは上位に離される。したたかに1点を取る戦いを目指していかないといけない」と権田。反転攻勢を誓った。

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