神埼市で2月、陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリコプターが住宅に墜落した事故で、機体の状態や操縦士の音声などを記録したメンテナンスデータレコーダーから取り出したデータを防衛省が解析した結果、墜落直前まで異常なものはなかったことが18日、同省幹部への取材で分かった。陸自の調査委員会は、機体自体の不具合や整備ミスなどがあった可能性も含め調べている。

 防衛省の内規では、発生から4カ月以内に調査委から防衛相に事故原因を報告するのが原則だが、部品を製造した米国のメーカーとのやりとりなどに時間がかかっており、困難な見通し。調査委は近く、これまでに判明した内容を盛り込んだ中間報告を公表する方針。

 防衛省幹部によると、上空で破損したとみられ、原因調査のポイントとなっている主回転翼の羽根と機体の回転軸をつなぐ「メインローターヘッド」は米ボーイング社製で、調査を難しくしているという。

 事故は2月5日夕発生。ヘリの乗組員2人が死亡。住宅にいた女児がけがを負った。【共同】

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