岡田三郎助と女性画家の作品に見入る来場者=佐賀市の県立図書館

 女性への美術教育に力を入れた日本近代洋画の巨匠、岡田三郎助(1869~1939年、佐賀市出身)と指導した女性画家を紹介する「岡田三郎助と女性画家たち」展は20日に閉幕する。会場の県立美術館では、いわさきちひろら日本を代表する女性画家の作品が来場者の目を楽しませている。

 岡田は、まだ洋画家を目指す女性へ偏見が大きかった時代に、自宅敷地内に女子洋画研究所を設立し、女性画家を世に送り出した。会場には、いわさきをはじめ、女性初の日展洋画部門審査員を務めた森田元子ら指導を受けた女性画家と岡田の作品を並べる。

 熊本と大分から訪れた50代女性2人は「女性への逆境の中で認められた森田さんの絵はすごい。岡田を育てた佐賀の歴史にも感心する」と話していた。

 関連して岡田アトリエで行われていた佐賀大出身の女性画家、仁戸田(にえだ)典子さんと鶴友那(ゆうな)さんの公開制作も20日まで。

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