来場者に説明する松浦漬本舗の山下善督社長(左から2人目)。奥がザトウクジラの模型=唐津市大名小路のショッピングプラザまいづる

 江戸時代から続く呼子の鯨文化を伝えるパネル展が、唐津市大名小路のまいづるショッピングプラザ(まいづる本店)で開かれている。鯨を原料にしている同市呼子町の「松浦漬本舗」が同社のイベント以外で初めて開いている。23日まで。

 捕鯨基地だった小川島など呼子周辺の古い写真や史跡、北原白秋と松浦漬の関係、調査捕鯨の意義などを約50枚のパネルで紹介している。「ブリーチング」と呼ばれる大ジャンプをしているザトウクジラの模型も展示。2012年に佐賀大生が卒業制作し、まちづくり団体「呼子鯨組」が譲り受けたという。

 熱心にパネルを見ていた同市東城内の田中玉江さん(69)は中学卒業まで小川島育ち。水揚げされた鯨の写真の前で「私が小学3年ぐらいまで見ていた光景。解体を見に行くと、親戚が『もってけ』と分けてくれた。鼻の回りが特においしかった」と懐かしんだ。

 同社の山下善督社長(75)は「唐津の人でも知る人が減ってきた。少しでも興味を持ってもらえれば」と語った。

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