アゲマキの採捕禁止期間などを協議した佐賀県有明海区漁業調整委員会の会合=佐賀市の県有明海漁協

 漁業関係者や有識者でつくる佐賀県有明海区漁業調整委員会(会長・徳永重昭県有明海漁協組合長)の会合が16日、佐賀市で開かれ、有明海の干潟に生息する二枚貝アゲマキの漁について6月に1カ月間、一部で解禁することを正式に決めた。

 調整委は資源保護の観点から、アゲマキの採取を全面的に禁止していた。漁協が11日の会議で管理操業を行う方針を固めたことを受け、この日の会議では、次の禁止期間を漁が終了した後の7月1日から来年5月31日までとすることを決めた。漁協は7人の漁業者に委託し、鹿島市の浜川河口約1万8千平方メートルで7センチ以上の成貝を採取する予定。

 アゲマキはかつて有明海一円に生息していたが、1990年代前半から急激に減少し、94年からは水揚げがゼロになっていた。県有明水産振興センターが中心になって種苗生産や放流などを続けた結果、近年は資源が回復傾向を示していた。

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