原子力規制委員会は15日、再稼働した九州電力玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)の営業運転前の最終検査を始めた。問題がなければ九電に対して16日午後に合格証を交付し、3号機は営業運転に移る。九電が2013年7月に規制委に再稼働に向けた審査を申請して以来、約4年10カ月かけた手続きが終わる。

 規制委によると、15日は計器の性能や構成などを示した関係書類を点検し、16日はフル出力で運転を続けながら、原子炉を冷やすための1次冷却水の温度や流量、各部の圧力などの数値を調べ、原発全体が安定的に運転できているか確認する。規制委の検査官計5人が検査に当たる。

 最終検査に合格すると、規制委から「使用前検査合格証」と「施設定期検査終了証」が交付され、営業運転となる。玄海3号機は3月23日に再稼働したが、3月末に発電機出力上昇時に2次系配管からの蒸気漏れが発生。復旧を終え4月23日にフル出力に達し、調整運転を続けていた。

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