主任指導者の水田泰弘さん(左)から技術指導を受ける受講者=多久市の県立産業技術学院

 佐賀県内の機械メーカーなどで働く若手、中堅社員の加工技術向上を目指す「さがものづくり道場」が11日、多久市の県立産業技術学院で始まった。工業系の人材育成を支援する県の事業で、機械加工(旋盤)を皮切りに、「現代の名工」に選ばれた熟練技術者らが分野や対象者別に数カ月間、指導する。

 2015年度に県が創設した10億円の「ものづくり人財(じんざい)創造基金」を活用して開催。初回の旋盤講習は、アリアケ精機(白石町)、伊万里鉄工所、唐津プレシジョン、九州トリシマ(武雄市)で働く20~42歳の4人が受講。現代の名工で、戸上電機製作所(佐賀市)で技術指導する水田泰弘さん(62)ら4人が6月末まで、8回の講習に当たる。

 バブル経済崩壊後に社員の採用を減らした影響で、中堅社員が少なく、若手の技術指導が課題になっている県内企業も多い。水田さんは「ここで学んだ技術を次世代に受け継いでいけるように、徹底した指導を心掛けたい」と話す。

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