GM21ミーティングであいさつする山口祥義知事(中央)=佐賀市のホテルマリターレ創世

 山口祥義知事と佐賀県内20市町の首長が意見交換する「GM21ミーティング」が14日、佐賀市であった。JR九州が今年3月に実施したダイヤ改正に伴う減便で、県内の高校に影響が出ている状況などを共有し、各首長からはICカード乗車券が使用できる駅の拡大を求める声が上がった。

 ダイヤ改正の影響について県は、多久高校が始業時間を10分遅らせ、午前中の授業を4校時から3校時に変更しているほか、伊万里市の敬徳高校で野球部の練習時間が約1時間半短くなったことなどを説明した。山口知事は減便の実情を受け止めつつ「どうしたら人が乗る形になるのか、諦めるのか、幅広く議論したい」と問題提起した。

 各首長からは「利用者は土日や昼夜で違う。詳細なデータで議論すべき」「自治体も乗客を増やす努力が必要」という意見が出た。

 佐賀駅から西側の駅では現在、ICカード乗車券が使えず、観光への影響を考慮して導入を求める声が相次いだ。知事は「共通課題として認識できた。国交省にも話したい」と述べた。

 会合の冒頭、嬉野市の村上大祐市長が、県が公表した九州新幹線長崎ルートを全線フル規格で整備した場合の試算について根拠を尋ねた。知事は「佐賀県との協議が調っていないのに長崎県がフル規格を主張したことに困惑している」と述べ、過去の合意や経緯などを説明した。

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