高齢者や小学生などに扮する「劇団よぶこ」のメンバー=唐津市呼子町の呼子公民館

 唐津警察署呼子幹部派出所の警察官らが立ち上げた「劇団よぶこ」が11日、唐津市の呼子公民館で初公演した。小学生や詐欺師に扮(ふん)し、軽妙な掛け合いで観客を笑わせながら防犯意識向上を訴えた。

呼子に住む年配女性が、孫から免許返納を促されたり、特殊詐欺の被害に遭ったりする物語。出演者7人で、警察官を名乗る男に現金や通帳をだまし取られる手口を再現して見せた。

 唐津署管内では昨年1年間で、交通死亡事故が7件、特殊詐欺が5件(被害総額約108万円)発生している。「防犯への理解を深めてほしい」と、4月に同派出所の警察官と職員の計16人で結成した。台本のせりふは地域住民との会話をヒントに、実際の発音やなまりをできるだけ再現。勤務後に集まって練習を重ねた。

 劇は町老人会の総会に合わせて開かれ、約100人が楽しんだ。小川島の前田久生さん(86)は「演技がうまく、本当に警察かと感心した。またやってほしい」と楽しそうに話した。

 高齢者の女性を演じた同派出所の進藤祐輔所長(37)は「よく笑ってもらってよかった。今日の劇を思い出して、事件事故に遭わないよう気をつけてほしい」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加