雨の中、用水路に設置され、回り出した水車=唐津市相知町町切

 唐津市相知町町切で13日、江戸初期から伝わる「町切水車」が回り始めた。田植えを前に、地域住民と活動をサポートしている唐津工高生の計約30人が取り付け作業に精を出した。

 今年は3基の設置で、この日は2基を用水路に運んで取り付けた。雨の中、回転軸などを微調整したり、壊れないように板で補強したりした。厳木川から多くの水が流れるように水門が開かれると、先週の取り付け分も含め、3基がゆっくり回り出した。

 水車は稲刈り前の9月いっぱいまで稼働し、それぞれ1反(300坪)の水田を潤す。同地区でつくる町切水車保存会の長友貞美会長(63)は「かつては個人個人でやっていたが、小さいころの原風景を残したいという地域の方々の思いがあって続いている」と語った。

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