式典に臨んだ伊東健吾町長(手前左)ら=吉野ヶ里町松隈(吉野ヶ里町提供)

 佐賀鍋島藩家老で、蛤(はまぐり)水道などを築き「治水の神様」として知られる成富兵庫茂安(1560~1634年)の功績をたたえる式典「兵庫祭」が11日、吉野ヶ里町松隈の蛤水道ため池近くの水功碑前で開かれた。

 江戸時代の初めごろ、夏場の田手川の水不足を解消するために、茂安が蛤岳山頂付近にため池を築堤。山の周囲に約1.2キロの水路を通して田手川上流の坂本川に導水した。式典は、感謝の気持ちを込めて毎年開かれている。

 式典には、行政関係者や区長ら約70人が参加し、神事を実施して茂安の遺徳をしのんだ。伊東健吾町長は「長きにわたって治水事業を行ってこられた。これからもこの水路を大事に守っていくことが私たちの使命」とあいさつした。

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