「ぴかいち」の緊急増殖分の刈り取り=1990年5月15日、県農業試験場

 県が佐賀大学と共同開発した佐賀米の新エース「ぴかいち」(短かんコシヒカリ)の緊急増殖分の刈り取りが、佐賀郡川副町の県農業試験場であり、種もみ約4キロを収穫した。収穫分は一般普及のための原種に使われ、デビューに向け態勢を整えた。

 農業試験場内の世代交代促進ガラス温室(60平方メートル)で実施した。1月に育苗箱に種をまき、発芽後、ポットに移植して、加温状態で育成。病害も入らず、順調に生育し、茎の長さは露地ものより短い45センチだった。

 「ぴかいち」は1991(平成3)年に佐賀1号として鳴り物入りでデビュー。だが、平坦地では収量が上がらなかったため、同時期に導入されたヒノヒカリに押されて姿を消した。

 高温耐性と食味向上を目指した県独自品種の開発は続き、98(平成10)年には佐賀37号を開発。この佐賀37号は2009(平成21)年から「さがびより」として販売が開始され、食味ランクで8年連続の「特A」を獲得している。

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