いくつもの花の房を付けて咲く金鎖=佐賀市川副町

 見上げると黄色の花が風に吹かれている。その花の名は、「金鎖(きんぐさり)」。約20センチある黄色の花の房が枝から垂れ下がって咲く様が、金の鎖のように見えることから名付けられたという。

 佐賀市川副町の元村正博さん(60)の玄関先の庭には、高さ約6メートルの金鎖が植えてあり花の見頃を迎えている。

 金鎖は、マメ科の落葉樹でヨーロッパ中南部が原産。高さ3~10メートルまで成長するといわれ、5~6月にフジの花に似た黄色の花を付ける。美しい反面、有毒植物で知られており注意が必要という。

 園芸が趣味の元村さんはきれいな花を咲かせる金鎖を育てたいと約20年前、福岡県久留米市の園芸センターで苗木を購入。約1メートルだった苗木を子どものように手塩にかけて育てた。元村さんの愛情をたっぷり吸収した金鎖は順調に育ち、毎年花を付けて庭先を明るくする。

 「映画『幸福の黄色いハンカチ』のように、黄色の花が幸せを呼んでくるように」と元村さん。「10メートルくらいまで大きくなるように、まだまだかわいがらないと」と笑顔で話した。

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