長崎市の長崎港で佐賀県立高の女子生徒(17)の遺体が海に沈んだ乗用車から見つかったことを受け、女子生徒が通っていた高校は12日、全校生徒に事実関係を伝えた。県教育委員会はスクールカウンセラーを派遣し、親しかった生徒たちを中心に心のケアにあたった。

 高校側によると、この日は土曜だったがPTA総会などがあり、生徒も登校していた。女子生徒の訃報を聞いた生徒たちの様子について「それぞれに受け止め、悼む気持ちを皆が感じていた」と説明した。今後は生徒へのアンケートなどを実施するほか、スクールカウンセラーが引き続き寄り添うとしている。

 県教委によると、2017年の夏休み前にあった三者面談では、特に変わった様子は見られなかったという。行方不明になって以降は、保護者と高校が連携しながら地域の内外を探したり、情報収集に当たったりしたが、居場所の特定にはつながらなかった。県教委の担当者は「把握している行方不明者はこの生徒だけ。心配していただけに残念」と言葉を詰まらせた。

 女子生徒は会員制交流サイト(SNS)でやりとりしていた熊本県山鹿市の無職の男(27)と共に昨年8月ごろから行方が分からなくなっていた。佐賀県警は今年3月上旬に男の逮捕状を取り、指名手配していたが、10日に海底に沈んでいた男所有の乗用車から2人の遺体が見つかった。

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