大勢の観客を前に、武雄市役所新庁舎で披露された竿燈まつりの妙技=12日午後8時23分、武雄市

大勢の観客を前に、武雄市役所新庁舎で披露された竿燈まつり=12日午後8時27分、武雄市

大勢の観客を前に披露される竿燈まつりの妙技=12日午後7時53分、武雄市の松原通り

武雄温泉楼門の前で披露される竿燈まつりの妙技=12日午後6時12分、武雄市

 国重要無形民俗文化財で東北三大祭りのひとつの「秋田竿燈(かんとう)まつり」の竿燈妙技が12日夜、武雄市で披露された。提灯(ちょうちん)を提げた竿燈が夜の闇に黄金色に輝き、8万人(市発表)の観衆が沿道を埋め尽くした。

 笛や太鼓が響く武雄町の中心街に、竹を十字に組み48個の提灯を提げた竿燈5本が場所を移しながら次々に立った。はんてん姿の秋田市竿燈会の男衆が、稲穂に見立てた高さ12メートル、重さ50キロの竿燈を額や肩、腰に移し載せると、巧みな技に拍手が沸き起こった。

 沿道からは「どっこいしょー、どっこいしょー」の掛け声が上がり、竿がしなって倒れそうになると「うぁー」と怖がる声も。妙技が終わると、次々に「ありがとう」の声が飛んだ。

 沿道は身動きも取れないほど混雑した。長崎県大村市から来た田中裕子(ひろこ)さん(60)は「倒れそうで倒れないところがいい。本当にきれい」と感動した様子だった。

 武雄市と秋田市は、戊辰戦争(1868年)で秋田藩の援軍として出征した武雄の兵士の墓が、秋田に残っていたことが縁で交流している。竿燈まつりは武雄市が明治維新150年の記念行事として招へいした。武雄での披露は1993年以来2度目となった。

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