テープカットして開所を祝う松田一也町長(中央)ら=基山町ジビエ解体処理施設

試食会で提供されたエミューのソーセージや焼き肉

 基山町特産のエミューやイノシシを解体する「基山町ジビエ解体処理施設」の開所式が12日、同町営キャンプ場グラウンドに建設された同施設であった。行政関係者や町議、地元区長、生産者ら約60人が、念願の施設オープンを祝った。

 同施設は木造平屋建て床面積約40平方メートル。洗浄室や解体処理室、食肉処理室、包装室を備え、イノシシとエミューの2ラインがある。ジビエ(野生鳥獣肉)の洗浄、脱羽から脱皮、解体、枝肉処理、パッキング、冷凍までの食肉処理が施設内でできる。

 町内でエミューを飼育する「きやまファーム」が指定管理者となっており、一般の人も1時間千円(町外の人は2千円)で利用できる。事業費は2931万円。

 開所式では、松田一也同町長が「町内の飲食店の協力でエミュー祭りが開かれるなど、活動は進んでいる。今後もいろいろな人の協力を得ながらプロジェクト成功を目指したい」とあいさつ。式典後、出席者は施設内を見学。同施設で処理したエミューやイノシシ肉の試食会もあり、来場者はヘルシーなエミュー肉のおいしさを堪能した。

 同町内では2014年から耕作放棄地などを活用してエミューを飼育。現在は約1万7千平方メートルで、340匹を飼っている。エミュー肉の市場価格は1キロ6千円ほどで、町内外の飲食店などに販売。今後はさらなる販売ルート拡大を図るという。

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