県のスポーツピラミッド構想の基本方針策定に向け、スポーツや経済、行政の代表者が意見を出し合った推進本部会議=県庁

 トップ選手の発掘・育成や、スポーツ文化の裾野の拡大を目指す佐賀県の「SAGAスポーツピラミッド(SSP)構想」の具体化に向け11日、推進本部が発足した。県内のスポーツ、経済、行政の代表者が集い、指導者の地位向上や部活動と社会体育の連携などについて意見を交わした。8月をめどに基本方針を固め、構想を推進する体制を整える。

 推進本部は副島良彦副知事を本部長に、県体育協会や市長会、商工会議所連合会など6団体と、県庁担当部局の代表者で構成する。

 県庁で開かれた初会合では、県体育協会の東島敏隆理事長が「県が音頭を取るにしても、より身近な市町の関わりが重要」と指摘し、構想の推進担当を全20市町に置く案が出た。

 優秀な選手が進学や就職に伴い、整った競技環境を求めて県外に流出している実態を問題視する声もあった。社会体育との連携にとどまらず「中小企業が集まって選手や指導者を支える仕組みを構築できないか」との提案もあった。

 6月にSSP構想のロゴマークを決めて周知を図り、選手や競技環境など県内の実態把握を進める。山口祥義知事は「佐賀から新しいスポーツ文化を確立し、世界に通用するアスリートの育成に向けた第一歩になれば」と話した。

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