九州新幹線長崎ルートの整備方式を巡り、11日の与党検討委員会終了後、取材に応じた佐賀県の山口祥義知事の発言は次の通り。

 -県の主張に対する検討委からの意見は。

 「ミニ新幹線も検討すべきではないかという話だったが、県民が納得できるものかどうかというのがポイントだ。とにかく今は2022年度の暫定開業に向けて長崎県とも連携し、効果が出るよう全力でやっていくことだ」

 -フリーゲージトレインに代わる案を示したのか。

 「私からは全くない。佐賀県はこれからやるべきことがたくさんある。その中で(全線フルやミニが財政的に県が)耐えられる計画なのかを考えなければならない」

 -長崎県やJR九州は全線フルを要望しているが。

 「(そのような議論をする)状況になく、現実的ではない。(整備する新鳥栖-武雄温泉は)全て佐賀県内だ。非常に困惑しているし、違和感を感じる」

 -検討委の議論の在り方に関し、考えを示したか。

 「これはわれわれが主体的にやる話ではない。(検討委で)『長崎は好きか』と問われたので『好き』と答えた。西九州全体の振興を考えなければならないとも思うが、負担の限度がある。私は佐賀県民の信頼を得て仕事をしているので、そこが大事だ」

 -いくらの負担なら佐賀県は受け入れられるのか。

 「そんなことわれわれが考える話ではない。仮に負担がゼロであっても並行在来線の問題もある」

 -あくまでフリーゲージトレインを求めるのか。

 「私が申し上げることではない。長崎の議員からは『もっと長崎のことを考えてくれ』と言われたが、考える気持ちはある。それでもできることと、できないことがある」

 -在来線特急と新幹線を乗り継ぐリレー方式(の固定化)でいいと。

 「まあ、検討委でもいろいろ考えられるのではないか。佐賀の状況をよく考えていただければ」

 -ミニ新幹線に関する意見は。

 「われわれはミニを検討したことがないので。全線フルが厳しいと申し上げたことはだいぶん理解を示していただいたのかなと思う」

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